ニキビの原因アクネ菌

ニキビとは、毛穴に古い角質や皮脂が詰まることによって引き起こされる皮膚の炎症性疾患です。
古い角質と皮脂の詰まった毛穴にアクネ菌やブドウ球菌などの雑菌が入り込み、角質や皮脂を餌として増殖することによって炎症を引き起こしてしまうのです。
炎症を引き起こすアクネ菌は特別な菌ではなく、元々普通に人の皮膚に存在している常在菌です。空気が入らない、脂肪分の多い場所に好んで住み着く習性を持っているため、皮脂が溜まっていて出入り口が角栓で塞がれていて空気の入り難いニキビの中に入り込んでしまうのです。
ニキビを悪化させないためには雑菌を殺菌してしまえばいいと思うこともあるかもしれませんが、アクネ菌にも善玉菌と悪玉菌が存在しており善玉菌は肌を弱酸性に保って病原菌の繁殖を抑えてくれる働きがあるのです。
つまり、ニキビを悪化させないためには善玉菌を増やして悪玉菌の働きを抑えることが有効だとされています。
ニキビが炎症してしまうのは、皮脂が悪玉菌によって遊離脂肪酸が酸化させれて過酸化脂質になった場合です。過酸化脂質にしないためには、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある成分やその誘導体を含んだ化粧水を用いることで、脂肪酸の酸化を防ぐことが可能となります。
脂質代謝をサポートする効果のあるビタミンB2を摂取することによって、酸化される前に脂質を代謝させて排出することできるようになるとされています。炎症を起こす前の段階できちんとケアすることによって悪化を防ぐことで、跡になることを防げます。
常在菌であるアクネ菌を完全に殺菌することは不可能ですので、過酸化脂質を生成する前に抗酸化物質を利用したケアを行なっていくことをおすすめします。
しかし、根本的にニキビを改善することも大切で、生活習慣や食生活を見直して、ストレスを発散させることなどもケアには必要となります。
ほかにも、肌のバリア機能が低下してしまうのもできてしまう原因のひとつのため、肌に負担のかからない正しい洗顔方法で顔を洗い、保湿力の高い成分が配合されたスキンケア用品を使って肌のターンオーバーを正常にしていくことなどもおすすめです。
それでも治らない場合には、皮膚の炎症性疾患であるため皮膚科で治療することも良いとされています。皮膚科では原因菌を殺菌する抗生物質の外用薬や内服薬、ビタミン剤を処方される、ニキビの中身を押し出す面皰圧出などの治療をすることができます。